「ブログは続けることが大切。」とよく言われます。
これは間違いではありません。
しかし実際には、続けたくても続けられずに悩んでいる人が本当に多いのです。
書くことが思いつかない。書いても反応がなくて、手が止まる。気づけば、更新が数ヶ月止まっている。そんな経験はないでしょうか。
そして多くの人は、続かない理由を「自分の意志が弱いからだ」と考えて、自分を責めてしまいます。でも私は、19年ブログを運営してきた経験から、そうではないと考えています。ブログが続かない本当の原因は、意志ではなく「ブログ設計」にあるからです。
この記事では、なぜ設計がないとブログが続かないのか、設計があると何が変わるのかをお伝えします。
続かない人に共通する「3つの症状」
ブログ診断をしていると、続かなくなってしまった人には共通する症状があります。
1つ目は、ネタ切れです。
「今日は何を書こうかな」と毎回ゼロから考えるため、書き始める前に疲れてしまい、記事を書くこと自体が苦痛になっていきます。
2つ目は、方向性の迷子です。
書き進めるうちに「このブログは結局、何のブログなんだろう」と分からなくなり、手が止まってしまいます。
3つ目は、成果が見えないことです。
頑張って書いているのにアクセスも収益も変わらなければ、続ける理由そのものを見失ってしまいます。
この3つは、一見バラバラの悩みに見えるかもしれません。
しかし、原因はすべて同じです。ブログ全体の「設計」がないことから生まれている症状なのです。
ブログは記事を書く前に「設計」が必要
家を建てるとき、設計図なしで工事を始めることはありません。
どんな家を建てたいのか、誰が住むのか、どんな生活を送るのかを考え、その上で設計図を作ります。
ブログも同じです。
記事を書くことは「家を建てる作業」であり、その前に設計が必要です。
- 誰に向けて書くのか
- 何を伝えるのか
- どのように記事をつなげるのか
最終的に何を目指すのか。これを決めるのがブログ設計です。
設計が曖昧なまま書き始めると、あとから方向性が分からなくなり、ブログ全体の統一感もなくなっていきます。
実は、先ほどの3つの症状は、設計図なしで家を建てようとしたときに起きることと同じなのです。
設計があると、なぜ続けられるのか
設計があるブログでは、続かない原因が1つずつ消えていきます。
まず、ネタ切れが起きません。
設計の段階で「誰に、何を、どの順番で届けるか」が決まっているので、書くべき記事のリストが最初から手元にあるからです。
「今日は何を書こうかな」と悩む時間は、「今日はリストのどれを書こうかな」に変わります。
方向性にも迷わなくなります。
1記事ごとの判断に迷ったときは、設計に立ち返ればいいだけだからです。
書けば書くほどブログ全体が設計図に近づいていくので、自分の現在地がいつでも分かります。
そして、成果を待てるようになります。
設計されたブログでは、1つひとつの記事に役割があります。
今日書いた記事が、どの記事と誰をつなぐのか分かっていれば、アクセスがまだ少なくても「積み上がっている」という実感を持てるからです。
「続けること」を目的にしてはいけない
ここで、1つだけ注意してほしいことがあります。
それは、「続けること」自体を目的にしないことです。
思いつきの記事を書き続けても、それは点の積み重ねにしかなりません。
点のまま100記事書いても、ブログとしての形は見えてこず、成果にもつながりにくいのです。
一方、設計に沿って書かれた記事は、1本ごとにブログという建物の一部になっていきます。
記事と記事がつながり、読者を案内できるブログになって、初めてブログは「資産」として育っていきます。
つまり、大切なのは「続けること」ではなく、「正しい設計の上に積み上げ続けること」です。
同じ100記事でも、設計の有無で、その価値はまったく変わります。
私が「設計」を大切にしている理由
私が「設計」を大切にしている理由
正直にお伝えすると、私は同じ1つのブログを19年続けてきたわけではありません。
アルゴリズムの変動に心を揺さぶられ、モチベーションが落ちて、ブログから離れた時期もあります。
書きたいことが変われば、そのたびに新しくテーマを設計し、ドメイン取得から始めてきました。
つまり、私の19年の裏には、途中で手が止まった放置ブログがいくつもあるのです。
「なんだ、続いていないじゃないか」と思われたかもしれません。でも、ここからが設計の面白いところです。
設計して作ったブログは、放置しても消えません。テーマを絞って作ってあるので、時間が経って「また書きたい」という気持ちが戻ってきたとき、リライトすればそのまま再開できるのです。
私はこれを何度も繰り返して、19年ブログの世界に居続けてきました。
意志の力には、波があります。私自身、何度も落ちました。
それでも戻ってこられたのは、戻る場所として「設計されたブログ」が残っていたからです。
思いつきで書き散らかしたブログなら、戻る場所にはなりません。
どこへ向かうブログか分からないものを、再開しようとは思えないからです。
だから私は、「休まず続けること」よりも、「戻れるブログを設計しておくこと」の方が、ずっと大切だと考えています。
まとめ
ブログが続かない理由は、あなたの意志が弱いからではありません。
多くの場合、その原因は「ブログ設計」がないことにあります。
ネタ切れも、方向性の迷子も、成果が見えない辛さも、設計があれば1つずつ解消できる問題です。
もし今、「自分は続けられない人間だ」と感じているなら、責めるべきは自分ではなく、設計のないまま走り出した最初の一歩の方です。
そしてそれは、今からでも作り直せます。記事を書く手を一度止めて、ブログ全体を見渡してみてください。続けられるブログへの答えは、新しい記事の中ではなく、設計の中にあります。
